2004年のjis問題
2004年にJISでは文字CDで表される「文字の形の例」に関していくつかの変更をしました。

強制力はありませんが多くのフォントメーカーがその形に従いました。

その結果、2004年前に作られたフォントとそれ以降に作られたフォントが違った形で表示される問題が起こりました。
この規格は『JIS X 0213:2004』と呼ばれます。
異なった文字が一つにされた「包摂」の問題
また、それとは別に文字コードがどんな文字を表示するかという事には「包摂」と言う問題があります。
異なった形の文字を同じ文字と見なして一つの「文字CD」を割り当てると言う物です。

代表的な例として「辻」「櫛」が挙げられます。2点の辻と1点の辻は似ているからと言う事で同じ文字として扱われています。パソコンのフォントが2004に対応しているかどうかによって表示は変わりますが一つの文字CDが使われています。



この方のページに変更された文字の一覧があります。 文字コード入門
解決策

申し込みを行った時点で自分の字が無いと言う事になれば「外字登録」してもらえるのでそのように対応が出来ます。 しかしながら、申し込み時に「1点しんにょうの辻」で賞状が「2点しんにょうの辻」では問題になります。

人名のフォントを『IPA P明朝』に指定します。
パソコンのフォントが正しく表示されない場合は、パソコンにフォントをインストールする事で対応します。
IPAフォントを選択したのはフリーである事と一般的に使われていないので変更しても該当パソコンに問題が起きにくいと判断したからです。
IPA 情報処理推進機構 の ページ
フォントのダウンロードのページ JIS X 0208:1997準拠の方をダウンロードして下さい。

問題は残ります。
そして、残念ながら、「1点」と「2点」の選手が同時に登録したら、どちらかは外字扱いにならざるを得ません。 1点しんにょうと2点しんにょうに同じ文字コードが割り当てられているから起こりますので注意深く登録選手の確認をする事が重要です。
辻 櫛  IPA P明朝
この文字が明朝系の文字で、1点の辻に見える場合は特にフォントを追加する必要はありません。
Windows Vista上のJIS2004基準のフォントについて 良くまとまっています。さすがはadbe

JIS X 0213:2004 対応と新日本語フォント「メイリオ」について

Windows Vista で拡張された文字について